「心理学研究法/心理学測定法/統計」における重要な手法のひとつであるアクション・リサーチ(action research)について解説いたします。
レヴィンによって提唱された手法。
社会活動で生じる諸問題について小集団での基礎的研究でそのメカニズムを解明し、得られた知見を社会生活に還元して望ましい社会変化を引き起こすための実践的研究である。
まず、対象となる状況を十分に観察・分析し、改善目標を設定する。
その後、以下の手順を経る。
① 目標達成のための方策を検討する計画段階
② 計画段階で立てられた仮説に基づいて具体的な活動を行う実践段階
③ 客観的かつ化学的な測定法を用いて活動の有効性と仮説の妥当性を検証する評価段階
④ 改善点を修正する修正段階
⑤ 目標が達成されたらその方策を他の事象へと適応し、その効果と限界を明らかにする適用段階
心理学の研究においても所々で用いられる手法であり、理解しておくと便利です。チェックしておくと「心理学研究法/心理学測定法/統計」の知識が深まるでしょう。