「精神医学」における主要な疾患のひとつである失語症(aphasia)について解説いたします。
脳血管の障害や事故などにより、大脳の言語やが損傷され、言語活動が困難になる状態のこと。
元々は、困難なく言語を用いていたが、明らかな脳のダメージ(外因)によって言語活動が困難になる場合を指す。
失語症には、大きく運動性失語と感覚性失語がある。
・運動性失語
→前頭葉のブローカ野の損傷によって生じる失語症である。言語の理解は可能であるが、発音や流暢さに困難を示すという特徴がある。
・感覚性失語
→側頭葉のウェルニッケ野の損傷によって生じる失語症である。発音や流暢さは良いが、言語理解に困難を示すという特徴がある。
※変換症による失政は、脳の器質的・機能的な障害が認められない(心因)であり、遺伝性などの生まれつきの障害や発達障害(内因)ではないことが条件である。
失語症はあくまで、外因性の脳の損傷により発症した場合を指します。この辺りは、注意して抑えておくべきポイントです。
また、公認心理師・臨床心理士対応大学院ですと、運動性失語と感覚性失語について抑えられていれば概ねカバーできると思います。
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