「心理学研究法/心理学測定法/統計」における重要用語のひとつであるリッカート法(Likert scaling)について解説いたします。
リッカートによる態度測定尺度の構成法である。
被験者集団の個人の相対的位置付けを明らかにするもので、質問項目に対する回答を「よく当てはまる」「当てはまる」「どちらでもない」「当てはまらない」「全くあてはまらない」など数段階に分け、0~4や1~5などの点数をつけて数量化する方法のことである。
※評定加算法(method of summated ratings)とも呼ばれる。
通常は5段階の評定尺度によって、積極的な賛成から積極的な反対のいずれかにあたるかを回答させる。
→その回答の中で高得点者と低得点者それぞれ25%ずつを抽出し、その回答に有意差がある質問項目にもを取り出して再集計する。
※再集計され測定された得点の総和値、あるいは平均値がその対象にたいする態度とされる。
心理学の測定、研究で多用される統計手法のひとつです。
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