「臨床心理学」における主要な概念のひとつであるマイクロカウンセリング(microcounseling)について解説いたします。
アイヴィ,A.E.により提唱されたもの。
カウンセリングという行為の構造や効果に関する統合理論モデル。この理論モデルを基盤として、カウンセラー訓練のための段階的なプログラム及び、その方法論が展開されている。
マイクロカウンセリングは、以下の3点より構成される。
■マイクロ技法階層法
→カウンセラーの用いる技法を基本的なものからより高次の専門的なものまで階層的に分類したもの。
■マイクロ技法発達レベル
→クライエントの個人的発達や精神変化に合わせて、カウンセラーの態度、技法を偏か展開していくことを表すもの。
■マイクロ技法評価法
→カウンセラーのトレーニング効果を段階的に評価するためのもの。
※カウンセラー訓練プログラムは、これらを用いて実施される。
マイクロカウンセリングは、カウンセリングの構造や効果に関する統合的なモデルです。
その概要や3つの構成要素を理解しておくことをおすすめ致します。
また、カウンセリングにおいて特に重要とされている臨床心理学の3大治療法として、精神分析、認知行動療法、クライエント中心療法があります。これらの技法を関連記事として以下に貼っておきますのでぜひチェックしてみてください。