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心理学:感覚運動期【ピアジェの認知発達論】同化 調節 循環運動 対象の永続性

感覚運動期

「発達心理学」における重要な用語のひとつである感覚運動期(sensory-motor period)について解説いたします。

感覚運動期(sensory-motor period)とは?

ピアジェ,J.による認知発達段階論における第1段階であり、0~2歳にあたる時期である。

※認知発達理論では、各段階特有の対象に関する情報処理の枠組みのことをシェマといい、特にこの時期のシェマを感覚運動シェマという。

同化と調節、循環運動

認知発達段階論において感覚運動期の特徴として重要なものに「同化」「調節」「循環反応」というものがある。

同化

感覚や運動を通じて外界の性質を自身の世界に取り入れシェマを形成すること。

(例)

・壁を叩くと手が痛くなる。

・椅子に座ると音がなる。

・アヒルのぬいぐるみを握ると鳴き声の音がなる。

調節

外界の性質に合わせて自身のシェマを変化させること。

(例)

・思いっきり叩くと痛いから少し力を弱める

循環反応

同化と調節の反復運動を通じて外界を理解すること。

循環運動は段階に応じて以下の3つに分けられる。

第1次循環反応

→自分の身体だけに関連した感覚に興味が向いて、その運動を繰り返す段階。

第2次循環運動

→自分の活動がもたらした外部の対象の変化に興味が向いて、その活動を繰り返す段階。

第3次循環反応

→自分の活動を変えることによって物事がどのように変化するのかに興味を持つ段階。

この3つの段階を経る。

対象の永続性の獲得

ピアジェは、生後18カ月頃(つまり、感覚運動期の後半)には対象の永続性が獲得されると考えた。また、実験をもってこれを実証している。

対象の永続性とは、目の前にモノが見えていなくても、そのもの自体は存在しているとわかることである。

(例)

・イナイナイバァー

ポイント

感覚運動期の重要点として、「同化」「調節」「循環反応」「対象の永続性」があります。

それぞれについて、内容と具体例を理解しておくことをおすすめします。

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