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心理学用語

心理学用語:自律訓練法

自律訓練法

「臨床心理学」における主要な治療法である自律訓練法(autogenic training)について解説します。

自律訓練法(autogenic training)とは?

シュルツ,J.H.によって開発された。

精神・身体への注意集中や自己暗示の練習によって心身をリラックさせるセルフコントロール技法。心身のリラックス訓練法とイメージ療法を組み合わせた一種の自己催眠法。

系統的脱感作法に用いられることが多い。

自律訓練法の内容

全般的な安静感をもたらす→背景公式

生理的安定についての6つの公式から成る→標準練習

を基本として行われる。場合により、特殊練習や黙想練習を取り入れる。

クライエントは、1日2~3回(各10分程度)の言語公式を唱えながら、公式に示されている心身の状態を作り出すように自己誘導していく。

短期的な効果として緊張や不安の減少、長期的な効果として自律神経機能の安定などが期待できる。(不安症や抑うつ、心身症に効果があるとされている。)

※継続的に実施することにより、身体感覚への気づきの増大、生理的な機能の回復、緊張や不安の減少などの効果が得られるとされている。ただし、脳、呼吸器、消火器、心臓などに疾患を抱えている場合、かえって有害な影響が現れる恐れがある。

また、自我の弱い統合失調症やうつ病患者には用いてはならない。

公式と練習

自律訓練法の1つの背景公式と、6つの標準練習の詳細を以下に示す。

① 背景公式:安静練習

② 第1公式:四肢重感練習

③ 第2公式:四肢温感練習

④ 第3公式:心臓調整練習

⑤ 第4公式:呼吸調整練習

⑥ 第5公式:腹部温感練習

⑦ 第6公式:頭部涼感練習

ポイント

背景公式と、6つの標準練習については特に内容を理解しておくことをおすすめします。

系統的脱感作法において頻回に用いられる技法ですので、ぜひチェックしてみてください。

行動療法全般の知識も併せて抑えておくことをおすすめします。

ぜひ下のリンクからご覧ください。

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