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心理系大学院受験

【心理学系大学院】合格のための戦略的な戦い方と心の持ち方!

継続を誓う

こんにちはviuo(ビュオ)です。

今回は、大学院受験を終えた僕が、受験をするにあたり意識していた心の持ち方を紹介します。

実は、報われる努力には法則があるので合わせて紹介していきます。

(詳しいプロフィールはコチラ)

<想定する読者>

・現在大学生の方で進路選択をするに当たり公認心理師対応・臨床心理士指定大学院受験を考えている方。(もし専門は違っても若干の参考にはなるかと思います。)

・将来の目標のために本当は大学院に行きたいが、チャレンジするのが怖い方。

・大学院受験を突破するための正しい努力の仕方や心の持ち方を知りたい方。

このような方を対象とした記事です。

(内容自体は目標達成全般に共通する話でもあるので、大学院受験に限らずあらゆる方面で利用可能だと思います。)

一般的に考えると大学院受験は、高校受験や大学受験とは違い全体のパイから考えて少数派にあたる進路選択だと思います。

ですので、迷っている方の多くは「友達は楽しそうに遊んでいるのに自分は勉強かー」「大学院の受験問題って難しいし、僕(私)に出来るのかな?」「少数派ってなんか怖いな」など、様々な感情が入り乱れている状態だと思います。

大学院受験に限った話ではありませんが目標達成のためには、ある程度の覚悟や精神力が必要です。このようなことは世の中に沢山出回っている普遍的な情報なので、耳が痛くなるくらい聞いたことがあるかと思います。

みんな分かっているけど出来ないから困っているわけですし、スピリチュアルな話をしていても何も解決しません。

この記事では、なんとでもいえてしまうような根性論の類のような話ではなく、実際に利用可能な形に落とし込んだ具体的な内容を紹介していきます。

合格のための報われる努力とは?

大学院受験をするにあたり、どうすれば受験を乗り越えられるのか?という疑問はほとんどの人が持つと思います。

この疑問に対する答えを探すべく、様々な情報にアクセスすると「とにかくやりこむ!」、「死ぬ気で勉強する!」、「勉強時間は最低1日8時間!」といったような昔の体育会のようなアドバイスをもらうことがしばしばあります。

このような、なんとでもいえるようなアドバイスをもらっても「まあそれはそうだよな」と半分くらいの納得しかできず、実際の行動につながるような引き金にはなりませんよね?

何かにチャレンジをする前に心が重くなるのは未来に対しての不安な感情や、到達するまでのつらそうな道のりをイメージするためです。これは人間が持っている根本的な性質ですので仕方のないことで、この状態から逃げることはほぼ不可能です。少なくとも気合でどうにかなるようなものではありません。

かろうじてできるメンタル的な対策は、しっかりとした正しい努力の仕方を頭に入れて、その通りに行動することくらいです。

正しい努力=報われる努力です。

では、報われる努力をするためのポイントを紹介していきます。

①:継続する

②:戦略的になる

①:継続する

報われる努力の基本法則はやはり継続することです。

「これこそ耳が痛くなるくらい聞いたよ。」と思うかもしれませんが、世の中的に言われている「継続は力なり」という言葉には大事な視点が抜けているのでその点含めて解説していきます。

芸能や芸術、スポーツや物理学など、成功が遺伝的要因に大きく依存するような特殊な領域は別物ですが、世の中のあらゆる分野の成功法則はたった1つの要素のみで決まっているといっても過言ではありません。

長期的な成功を決定付けるたった1つの要素、

それは「安定的な生産性」です。

つまり、才能や一過性の努力、一時の願望や出来事は、本質的な目標達成を助けるライフイベントにはならないということです。

確かに上記のようなライフイベントは心にスイッチが入るタイミングになったり、信念や価値観を大きく変えるきっかけにはなるかもしれません。しかし、気持ちが変わっただけでは実益のあるものにはなりませんよね?

山登りを例にすると、「この山に登ろう」と決心すること自体は確かに山を登るために必要な動機ではありますが、実際に山に登るためには足を動かし続けなければなりません。

目標達成もこれと同じで、「スタート時の気持ちが大切」「勉強を始めようと思った動機が大切」などといったことは心のエネルギーを作るためには重要ですが実益なものに直接は作用しません。

特定の箇所が重要なのではなく、継続的に生産性のある行動をとり続けることが大切です。

<継続的な生産性を維持するために大切なこと>

point①:無理をしないこと

継続するためには無理をしないことが大切です。大学院受験をすると決意した当初はやる気があり「1日8時間勉強するんだ!」など(少なくとも生産性の面から考えたら)無駄な意識の高さを出してポテンシャル以上に頑張ってしまう方も、もしかしたらおられるかと思います。

また、「受験勉強は耐えるものです」「1日最低でも8時間は勉強しましょう」というようなアドバイスを受けている方もおられるかと思います。

しかし、がむしゃらな努力が報われる可能性はそう高くないです。

なぜなら、結果的にパフォーマンスを高める要素は「安定的な生産性」だからです。短期的に頑張ったところで意味がありません。無理してやったとしてたった1週間や1カ月、下手したら1日で消耗してしまうようなやり方は間違っています。

キャパを超えるようなハードワークはやめたほうが良いでしょう。

このことを裏付ける根拠が次のpoint②になります。

 

point②:成功は長期的なものであると意識すること

成功(受験の場合:合格)はすべて長期的なものです。

一夜漬けのような激しい努力の恩恵ではありません。目先の手近なところにあるわけではないということです。

習慣は無理がない無意識レベルの行動のことを言います。つまり、継続した努力をするためには明らかにキャパを超えた、耐え抜くようなやり方はおすすめできません。

一方で、習慣は自転車のようなもので軌道に乗るまでは力が必要です。しかし、スピードに乗ってしまったら、後はペダルを少ない力で回しているだけなのに安定して進んでいく自転車のように、身についてしまえばほとんど労力をかけなくても安定しますしかしスピードが出るまで(慣れるまで)は、ある程度の力が必要だということも理解しておいてください。(一時的には耐えるような感覚にはなります。)

勉強時間0分を作らないためにも、1日で精神的にも体力的にも消耗するまでの量はやらないことをおすすめします。

(今日8時間→明日0分より、今日4時間→明日4時間のほうが良いです。習慣は0を作った瞬間にリセットになってしまうので)

②:戦略的になる

長期間一定の行動を保つためには戦略的になることが大切です。

例えば、先ほどの例を出すと、「1日8時間勉強する」という目標で仮に8時間勉強できたとして、本当に「8時間分の実力」を身に着けられるのかをよく考えると全くそんなわけではありません。

「楽しくて夢中でやって気づいたら8時間たっていた」みたいな状態だったら言うことは何もないくらい完璧なことですが、「8時間やろう」と意識して頑張ってやった場合はパフォーマンス量が違います。

論点を整理すると、時間に焦点を当てるのは生産性とは全く関係がないということです。

時間ではなく、成果に焦点を当てることが大切です。

成果に焦点を当てるとはどうゆうことかというと、例えば、「英単語を50個見る」「心理学用語のノートまとめを3単語やる」「英語論文を1本解く」みたいな感じです。

目的の成果があげられたら、たとえ2時間であれその日の勉強は終わりでも大丈夫です。余力があったらタスク量を増やせば良いだけです。

時間的な量を指標に管理していたら、実益にはつながりません。時間が結果になるのではなく、あくまで正しい努力(成果)が結果につながるというシステムを理解しておくことが大切だと思います。

また、目の前のことに集中することも大切です。

例えば、ドライブで目的地Aまで行こうとした場合に、最終的に到着したい場所はもちろん目的地Aなのですが、運転手にとって一番大切なことは、次曲がる場所や車線変更する場所を把握することですよね?この積み重ねで、結果として目的地Aまでたどり着きます。

受験も、最終的な目標は合格なのですが、そこにたどり着くためにはやることが非常に多いです。もちろん一気に出来るようなものではありません。ですので、焦らずに目の前のことを淡々とこなしていくことが重要です。その積み重ねで、結果として合格に必要な量の知識を獲得します。

<習慣を身に着けるポイント>

習慣を身に着けるポイントは、先ほどから紹介しているようにまずは小さく始めることです。

+αで、同じような心持の時に条件付けで行動を差し込むことをおすすめします。

例えば、隙間時間(電車待ちの時間や授業と授業の間の休憩時間など)に英単語をみる。空きコマで心理学用語をまとめる。家に帰ったら英語論文を読むなどです。

特に最初の内は特定の生活リズムとくっつけて行動していくと習慣化しやすいです。

合格のために必要な心の持ち方

人間の能力は多くの場合、突然向上することはありません。

突然変化したように見えるのは、蓄積された能力が現実化しているためと考えたほうが本質を得ていると思います。

つまり、瞬発的な努力ではなく、継続的な安定した正しい方向性の努力が大切ということです。

正しい努力とは、成果(生産性)の蓄積のことです。努力の結果は時間ややる気などの尺度では測れないのが現実です。

これはあくまで僕個人の主張ですが、大学院受験をしたことで結構人生変わったと思っています。それは、「称号や学位が取得できる」や「資格にチャレンジできる」といった外的なものではなく、考え方や信念などの心の中の中核の部分が変わったということです。

是非頑張ってみてください。

自分を信じる

まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございました。

しかし、残念ながら正しい努力の方法を知っただけでは結果にはつながりません。

知行合一(ちぎょうごういつ)という言葉がありますが、知識の後は行動です。

知っているだけでは本当に知っていることにはなりません。ここからは行動です。

具体的な勉強の仕方についての記事も用意してありますのでぜひ参考にしてみてください。↓

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