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心理学用語

心理学用語:アレキシサイミア

アレキシサイミア

「臨床心理学」並びに「精神医学」における重要な用語のひとつであるアレキシサイミア(alexithymia)について解説いたします。

アレキシサイミア(alexithymia)とは?

シフネオス,P.E.が提唱した。

心身症の患者に特有の性格傾向である。

想像力や空想力に乏しく、身体症状や事実関係はくどくどと述べられるが、自身の内的な感情や葛藤を表現することが苦手なこと。

失感情表現症感情言語欠乏症とも呼ぶ。

内容

アレキシサイミアは、「感情の変化を失った状態」ではなく「感情を認知することの障害」である。

アレキシサイミアの傾向をもつクライエントは、ストレスを受けても自分の精神がストレスを受けていることに気づかない。

⇒よって、ストレスや葛藤を内面化・言語化するかわりに、身体症状が生じると考えられている。

おまけ

アレキシサイミアという言葉はギリシャ語の「a:非」「lexis:言葉」「thymos:感情」から作られた造語である。

ポイント

アレキシサイミアは、心身症などのストレス疾患において非常に重視される性格傾向です。

提唱者や内容などをぜひチェックしておいてください。

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